クリーピー
クリーピー / 前川 裕
内容紹介
犯罪心理学の教授の高倉には、奇妙な隣人がいた。父親とおぼしき同居人を「お父さんじゃない」と言う娘が住むその家庭に興味を抱いていた、高倉の友人の刑事は行方不明になってしまい、やがて高倉邸の真向かいの家が焼け、焼死体が発見される……。鬼気迫る臨場感をたたえた、傑作心理サスペンス誕生。
内容(「BOOK」データベースより)
杉並区の住宅街に、微妙に孤立してみえる一戸建てが三軒。大学教授の高倉家は夫婦二人ぐらし。隣は四人家族の西野家。向かいは老親子が住む田中家。ごく薄いつきあいの隣人同士の関係はしかし、田中家の失火炎上を契機とするかのように、大きく歪みはじめる…。第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
友人が面白いと言ってたので、内容を全く知らず読んだ。
偶然にも 北九州監禁事件 のことを知ったので
この本と現実が交錯する。
最近では 尼崎事件か。
テレビでも隣人をテーマにした怖いドラマがあったなぁ。
そう考えると当たり前のようにいる 隣人 って怖くなる。
すれ違う人も、隣に座ってる人も、悪の化身かも知れない。
自分はマインドコントロールには引っ掛からないと思ってるので
どうしてそうなるのか理解出来ない。
なぜ逃げれないのか。
でも警察の取り調べが怖くて、やってもないことを自白するのに似てるのだろうか。
それ以上の恐怖を味わいたくないので従う、のか。
いい人だった野上。
でも奥さんに恨まれて殺される。
誰にも少しの悪魔が住んでる。
理性が無くなってしまうのが悪の化身。
そうなってしまったら、理性は微塵も感じないのだろうか。
善雄の最後があっけなかったかな。
あんだけ計算高いのに、クスリで殺されてしまうなんて。
やっぱり最後は 悪の化身 が葬られ安心。
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